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伊佐市 福祉大会 

11月16日に、伊佐市文化会館にて福祉大会が開催されました。舞台発表では、ひまわり福祉会の仲間・職員共にレクダンスを披露しました。また活動の一環である「みんなの生活・すまいを考える会」では、入口にてアンケート配布や最後の舞台では、「~この町で~」を披露する事が出来ました。ユーチューブ動画を掲載していますので、是非ご覧ください。

「~この町で~」が出来るまで!

大口市(現在の伊佐市)は「星空日本一の町」にもなったことのある風光明媚な町です。 1990年代 大口市を含む鹿児島県北部(北薩地域)には発達支援の必要な子どものための養護学校が設置されておらず、片道2時間以上かけて通学するか、寄宿舎のある遠くの養護学校に行くしかありませんでした。 そんな中、伊佐地域の保護者のみなさんが「北薩地域に養護学校を!」と設置運動に立ち上がり、当時の市長も巻き込んだ大きな運動に発展していきました。 1996年 北薩地域初の養護学校を2000年に設置することが決まりましたが、それは伊佐地域ではなく出水地域。運動してきたみなさんはどれほど悔しかったことでしょう。 その悔しい思いとともに、いつかは伊佐地域に養護学校が設置され、この地域で子どもが育ち、学び、働き、暮らしていけるようになっていって欲しいという願いを込めて、この歌ができました。

2024年 鹿児島県は2029年に伊佐地域に特別支援学校を設置することを発表し、とうとう30年越しの願いがかなうことになりました。養護学校設置運動はこの30年で療育の場づくりや成人期の日中活動や暮らしの場づくりに発展してきました。 動画に出てくるひまわり福祉会のなかま(利用者)たちの笑顔は、伊佐地域における障害のある人びとへの支援の場を一つひとつ実現してきた関係者のみなさんのたゆまぬ努力の成果です。

作詞・作曲 福元 巧